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BNCTについて
BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の原理
ホウ素中性子捕捉療法とは、ホウ素(10B)と低速(熱)中性子の核反応によって放出されるヘリウム核(4He原子核:(α線))とリチウム核(7Li原子核)によってがん細胞を破壊するというものです。
熱中性子は様々な原子核によって捕獲されますが、中でもホウ素原子核が捕獲する確率は窒素(14N)の約2000倍で、生体を構成する他の元素に比べて桁違いに大きいことがわかっています。
捕獲反応後に放出される2つの粒子はいずれも飛程がごく短く、一般的な細胞の径を超えず、がんに選択的、かつ十分量集積するホウ素化合物があれば、これを投与後に中性子を照射することで、がん細胞だけを破壊することが可能となります。
@ Kansai BNCT Medical Center, Educational Foundation of Osaka Medical and Pharmaceutical University.